「ホームページはあるのに問い合わせが来ない」
「アクセス数は増えているのに、仕事につながらない」
「競合会社には問い合わせが入っているのに、なぜ自社には来ないのか分からない」
ホームページから集客したい中小企業にとって、問い合わせ数は重要な成果指標です。
しかし、問い合わせが増えるホームページと増えないホームページには、はっきりとした違いがあります。
その違いは、単純にデザインがきれいかどうかではありません。
「訪問した人が、安心して問い合わせできる情報と導線が用意されているか」
が大きなポイントになります。
問い合わせが少ないホームページには、いくつかの共通点があります。
例えば、
といった問題です。
これらに共通しているのは、企業側が伝えたい情報を中心に作られていることです。
一方、問い合わせが増えるホームページは、ユーザーが知りたい情報を中心に設計されています。
問い合わせが増えないホームページでは、
「すべてのお客様に対応します」
というように、ターゲットが曖昧になっていることがあります。
一方、問い合わせが増えるホームページでは、
「誰の、どんな悩みを解決する会社なのか」
が明確です。
例えば、
「中小企業向けのホームページ制作」
よりも、
「ホームページを作ったけれど問い合わせが増えない中小企業向け」
のほうが、対象者にとって自分との関係性が分かりやすくなります。
「これは自分のためのサービスだ」と感じてもらうことが、問い合わせにつながる第一歩です。
問い合わせが増えないホームページでは、商品のスペックやサービス内容を説明して終わっているケースがあります。
しかし、お客様が知りたいのは、
「その商品やサービスによって、自分にどんなメリットがあるのか」
です。
例えば、
「最新設備を導入しています」
という説明だけではなく、
「最新設備によって、従来より短時間で○○が可能です」
というように、特徴をお客様のメリットに変換して伝えます。
「何ができるか」ではなく、**「それによって何が良くなるのか」**を伝えることが重要です。
ユーザーは、あなたの会社だけを比較しているとは限りません。
検索すれば競合会社も簡単に見つかります。
そこで必要になるのが、
「なぜ、この会社を選ぶのか」
という理由です。
例えば、
などがあります。
ただし、「高品質」「安心」「丁寧」といった言葉だけでは伝わりません。
「なぜ高品質なのか」
「どのような対応をしているから安心なのか」
まで具体的に説明する必要があります。
初めて問い合わせる会社に対して、お客様は不安を感じます。
「本当に任せて大丈夫だろうか」
という疑問を解消するために役立つのが、実績や事例です。
単純に、
「施工実績500件」
「制作実績多数」
と掲載するだけではなく、
などを紹介すると、サービスの具体的なイメージが伝わります。
実績は単なる会社の実績ではなく、「自分の問題も解決してもらえそう」と感じてもらうためのコンテンツとして活用しましょう。
問い合わせが増えない原因の一つに、「価格が全く分からない」という問題があります。
もちろん、商品やサービスによっては、正確な料金を掲載できない場合もあります。
その場合でも、
「○○円~」
「料金の目安」
「標準プラン」
などを提示することで、お客様は予算感を判断できます。
価格が分からないことで、
「高そうだからやめておこう」
と離脱される可能性があります。
問い合わせを増やすためには、問い合わせる前の不安をできるだけ減らすことが大切です。
問い合わせが増えるホームページでは、
「問い合わせた後に何が起こるのか」
も分かりやすく説明されています。
例えば、
というように流れを見せます。
初めて問い合わせる人にとっては、「問い合わせること」自体が不安な場合があります。
だからこそ、問い合わせ後の流れを見せることで心理的なハードルを下げることができます。
「問い合わせたい」と思った瞬間に、問い合わせ方法が見つからなければ、そのまま離脱されてしまいます。
問い合わせボタンは、
「お問い合わせ」
だけではなく、
など、ユーザーが次に取る行動が分かる言葉にする方法もあります。
また、問い合わせページだけにボタンを設置するのではなく、
「問い合わせたい」と思う場所に問い合わせへの導線を置く
ことが重要です。
SEO対策を行う場合も、トップページだけで集客しようとしないことが重要です。
ユーザーは、
「○○の費用」
「○○の選び方」
「○○で失敗しない方法」
「○○を依頼するなら」
など、さまざまなキーワードで検索します。
そこで、ブログ記事やお役立ちコンテンツを作り、検索からホームページへ訪れる入口を増やします。
そして記事を読んだ人が、
記事 → サービスページ → 実績 → 問い合わせ
と進めるように内部リンクを設計します。
アクセスを増やすだけではなく、問い合わせにつながる導線まで設計することがSEOを売上につなげるポイントです。
現在はスマートフォンからホームページを見る人も多くなっています。
そのため、
といった問題があると、問い合わせ前に離脱される可能性があります。
パソコンだけでなく、スマートフォンで「見る・読む・問い合わせる」まで確認することが重要です。
ホームページの改善では、アクセス数だけを目標にしてしまいがちです。
しかし、
アクセスが増える → 問い合わせが増える
とは限りません。
重要なのは、
どんな人が訪れているのか
何を見ているのか
どこで離脱しているのか
問い合わせにつながっているのか
を確認することです。
例えばアクセスが少ないなら、SEOや広告などの集客を改善します。
アクセスはあるのに問い合わせが少ないなら、ページの内容や導線、信頼性、問い合わせフォームなどを改善します。
つまり、問題の場所を見つけてから改善することが大切です。
問い合わせが増えるホームページには、
集客 → 興味を持つ → 内容を理解する → 信頼する → 比較・検討する → 問い合わせる
という流れがあります。
反対に、問い合わせが増えないホームページは、
アクセス → 会社紹介を見る → よく分からない → 離脱
となってしまいます。
ホームページを作るときには、デザインだけではなく、お客様がどのような順番で情報を見て、最終的に問い合わせるのかまで設計することが重要です。
問い合わせが増えるホームページと増えないホームページの違いは、単純なデザインやアクセス数だけではありません。
重要なのは、
という点です。
ホームページは、ただ会社や商品を紹介するだけの場所ではありません。
「この会社に相談してみよう」と思ってもらうための営業ツールです。
もしアクセスがあるのに問い合わせが増えないのであれば、アクセス数を増やす前に、まず現在のホームページが**「問い合わせにつながる仕組み」になっているか**を見直してみましょう。