
「ホームページはあるのに問い合わせが増えない」
「アクセスはあるけれど、新規のお客様から連絡が来ない」
中小企業のホームページでは、このような悩みがよくあります。
その原因の一つが、ホームページが**「会社案内」になっていること**です。
会社概要、代表者あいさつ、沿革、事業内容などを掲載することはもちろん大切です。
しかし、それだけではホームページから新規顧客を獲得することは難しくなります。
なぜなら、お客様がホームページを訪れる目的は、会社の歴史を知ることではなく、**「自分の悩みを解決してくれる会社を探すこと」**だからです。
従来の企業ホームページは、会社案内の延長として作られることが多くありました。
例えば、
といった情報を掲載します。
これらは企業の信頼性を伝えるために必要な情報です。
しかし、これだけでは「この会社に相談したい」という動機を作ることができません。
ユーザーが知りたいのは、
「この会社は何をしているのか」だけではなく、
「自分の問題を解決してくれるのか」
だからです。
例えば、工務店を探している人が「住宅会社」を検索するとします。
その人が知りたいのは、
「創業1985年です」
「地域に密着しています」
「社員は20名です」
という会社情報だけではありません。
それよりも、
といった情報を知りたいはずです。
つまり、ホームページでは会社の説明よりも、お客様が知りたい情報を優先することが重要です。
集客を目的とするホームページでは、会社の紹介から始めるのではなく、お客様の悩みや目的から考えることが重要です。
例えば、
「ホームページを作りたい」
という会社を対象にするなら、
「ホームページ制作を行っています」
と説明するだけではなく、
「ホームページを作ったのに問い合わせが増えない」
「ホームページから新規顧客を獲得したい」
「古いホームページをリニューアルしたい」
「スマートフォンでも見やすいサイトにしたい」
など、実際のお客様が抱えている悩みを取り上げます。
すると、検索ユーザーは、
「これ、自分のことだ」
と感じやすくなります。
これが集客型ホームページの基本です。
ホームページでよくあるのが、
「○○サービスを提供しています」
というサービス中心の説明です。
もちろんサービス内容は必要ですが、それだけでは不十分です。
例えば、
「Webサイト制作」
というサービスを紹介するのであれば、
Webサイトを作ることによって、お客様の何を改善できるのか
まで伝えます。
「問い合わせを増やしたい」
「商品の魅力を伝えたい」
「採用応募を増やしたい」
「会社のブランドイメージを高めたい」
など、目的まで説明することで、サービスとお客様の課題がつながります。
中小企業のホームページでは、会社規模や知名度で大手企業と競争するのは簡単ではありません。
だからこそ重要なのが、
「なぜ、この会社を選ぶのか」
を明確にすることです。
例えば、
などです。
ただし、「丁寧な対応」「高品質」「地域密着」といった言葉だけでは、他社との差別化にはなりません。
**「何が違うのか」「それによってお客様にどんなメリットがあるのか」**まで具体的に伝えることが大切です。
集客型ホームページでは、実績紹介も重要です。
しかし、
「施工実績100件」
「制作実績多数」
と数字だけを掲載するよりも、
まで紹介したほうが、ユーザーは自分の場合と比較できます。
実績は会社の自慢として掲載するのではなく、「自分の問題も解決できそう」と思ってもらうための情報として活用しましょう。
「お問い合わせはこちら」
というボタンを設置するだけでは、問い合わせが増えるとは限りません。
ユーザーが問い合わせるには、
「問い合わせてみよう」
と思う理由が必要です。
例えば、
など、問い合わせの目的を明確にします。
また、
「相談だけでも大丈夫」
「まだ具体的に決まっていなくてもOK」
など、問い合わせに対する心理的なハードルを下げることも有効です。
検索エンジンから新規顧客を獲得する場合も、会社案内だけのホームページでは十分とはいえません。
ユーザーは、
「○○とは?」
「○○の費用はいくら?」
「○○を依頼するならどこ?」
「○○の選び方」
「○○で失敗しない方法」
など、さまざまな疑問や悩みを検索します。
そのため、
サービスページ+悩みを解決するブログ記事+実績・事例+よくある質問
などを組み合わせることが重要です。
検索ユーザーが知りたい情報を継続的に発信することで、検索からホームページへ訪れる入口を増やすことができます。
良いホームページは、単なる会社案内ではありません。
24時間、会社や商品・サービスについて説明し、
「あなたの悩みなら、私たちが解決できます」
と伝えてくれる営業ツールとして機能します。
そのためには、
集客 → 興味を持ってもらう → 信頼してもらう → 比較・検討してもらう → 問い合わせてもらう
という流れを設計する必要があります。
ホームページ制作では、デザインをきれいにすることだけを目的にするのではなく、最終的に何を売りたいのか、誰に来てほしいのか、どんな行動をしてほしいのかから考えることが重要です。
中小企業のホームページに会社概要や沿革などの情報は必要です。
しかし、ホームページを「会社案内」で終わらせてしまうと、新規顧客の獲得につながりにくくなります。
集客できるホームページにするためには、
ことが重要です。
ホームページは「会社を紹介する場所」から「お客様を獲得する場所」へ。
中小企業がホームページを活用するなら、会社が伝えたい情報だけを掲載するのではなく、お客様が知りたい情報、お客様の悩みを解決する情報を中心に設計することが、集客につながるホームページへの第一歩です。